
伊藤 理花 さん
- 所属
- 株式会社COCOL CEO
一般社団法人Wワーケーション協会 代表理事 - 出身
- 埼玉県大里郡
- 任期
- 2024年7月~現職
現在は、地域おこし協力隊として福山市で地域活動を行いつつ、株式会社COCOLにて環境配慮型の商品開発や地域情報の発信に取り組んでいる。また、子育てと仕事の両立を目指す女性のための「Wワーケーション協会」を設立し、子連れワーケーションの企画と発信を実践中。
Q福山市地域おこし協力隊に応募したきっかけを教えてください。
東京でファッションデザイナーとして活動後、伝統工芸やサステナブルな素材に特化した商品開発・PRを行う会社を起業し、リモートワークやワーケーションを活用しながら、日本のいいものを発掘し、発信する活動に注力していました。子育てをしながら、もっと活躍の幅を広げたいと考える中、知人に薦められて地域おこし協力隊に興味を持ちました。
いろいろな地域の情報を見ましたが、私の場合、会社を経営していたので、柔軟な働き方が出来る「委託型」で募集があったことや「いいものを発掘し、発信する仕事が出来る」「こどもと一緒に働ける」という、やりたい仕事や就業環境を優先して探していたので、その条件に合っていたため応募しました。

Q福山市地域おこし協力隊としての活動内容を教えてください。
2024年7月に就任し、一年目は鞆未来トンネルが開通したこともあり、地域の観光PRがミッションでした。私は、主に市南部のPRを担当し、地域の方々を取材したり、地域で活動する女性の方々と、「沼隈ペニンシュラガールズ」という団体を作り南部全域の情報を集めながら、沼隈半島の推しスポットや周遊コースを紹介する観光マップ「KOKOITTE! NUMAKUMA」を作り、駅周辺のお店や地域の主要施設に配布しました。SDGsやデザインに関わる仕事に長く携わってきたので、捨てられない、ずっと持っていたくなるオシャレなものにこだわり作成しました。ディレクションと写真撮影は私が担当し、デザインやイラストは、地域のデザイナーさんに依頼して、地域の方も巻き込みながら一緒に制作しました。
二年目は、このマップ情報をウェブ媒体や公式SNSにも展開させ、地域外にも広めていく活動を継続しつつ、内海町で取り組まれている“民泊”の活動をサポートしていきます。
この活動は、修学旅行生に自然豊かな環境で田舎体験をしながら福山市のことを知ってもらうことで、地域の人の役割や経済活動も生まれるという、とてもいい取り組みなのです。
この取り組みの良さをわかりやすく伝えるしくみをつくり、受け入れ家庭の増加に繋げることが私の新たなミッションです。
今年度は、私も家を借りて民泊の受け入れ体験をします。その際に、動画撮影などをして情報発信していきながら、多くの方に情報を伝えていけたらいいなと思っています。
Q新たに福山市地域おこし協力隊になられる方へメッセージをお願いします。
福山市は多くの産業と人が集まり、選択肢も多く暮らしやすいので、移住ややりたいことへのチャレンジがしやすい地域だと思います。
私がこの一年活動してきて感じたのは、地域の方とのコミュニケーションの大切さです。そこに住む方たちの声に耳を傾けて、何を求めているのか分かってくると関係性も築け、活動しやすくなっていきます。あとは、自分の活動拠点の近くに、気が合う方、相談できる方を見つけられると、悩んだときの支えになると思います。












